チャレンジ
ストーリー

Challenge Story
岡山工場製造課 主任技術員 黒瀬修平

課題を追い求めた先の
技術的自立
会社で必要とされる人となれ

消防への申請書類の作成、
図面をおこすための
CADの講習…
15年働いてきて“まだまだ成長できるな”っていう実感があるんです。

岡山工場製造課 主任技術員黒瀬修平

「ボイラーの燃料消費量を管理したい」。岡山工場製造課の黒瀬修平のこの提案が、2年に及ぶ挑戦の始まりだった。

専門知識ゼロ、先輩からの厳しいダメ出し。それでも彼はCAD習得など地道な努力を重ね、課題を一つ一つ乗り越える。

その結果「どこに行っても通用する」技術力を身につけ、新たに「主任技術員」へ。

入社15年目にして「まだまだ成長できる」と語る黒瀬の、課題追求の先にある技術的自立と、それを育むネオケミカルの環境。2年にわたる挑戦の軌跡を、社長の言葉を交えながら振り返る。

黒瀬:社長、蒸気ボイラーに燃料消費計を付けたらどうでしょう?燃料の管理にもなるし、経費削減につながるかもしれません。

中平社長:そのまま設置してもいいけど、効果が分からないだろう。消費計を付けるボイラーと付けないボイラーを作って、効果を比較 してみてはどうだろう?

始まりはこの会話だった。

入社15年目を迎えた黒瀬修平は、ボイラーの燃料の消費使用量は管理していたことから、このアイデアを思いついたが、知識はほとんどなかった。

そこで提案するために自分で消費量の計算式を勉強し、業者と交渉して導入する機械を選定した。そしてその効果を見込んだ提案書を提出した。返ってきたのは先輩からの猛烈なダメ出しだった。

燃料消費計を確認する黒瀬さん
黒瀬さんと中平社長

黒瀬:かなり凹みましたね。でも最低限、改善してみようと頑張りました。
 
黒瀬は再度、装置の機能や形状をはじめ得られる効果などイチから調べ直した。消防への申請書類を作り、CAD(コンピュータ支援設計)の講習も受けて図面もおこした。

目の前の課題をクリアすると新たな課題がみつかり、どんどん自分のスキルが上がるのが実感できた。

気付けばスタートして2年が経っていた。

中平社長:黒瀬がやってきたことは、どこに行っても通用するレベルになっている。これは貴重なことです。

蒸気ボイラーの燃料消費計は2025年1月、4基あるボイラーのひとつに設置され、設置していないボイラーの消費燃料との比較など、色々なデータが集められている。黒瀬が進めてきたプロジェクトに結果が示されるまでもう少しだ。

思い出を語る黒瀬さん
燃料消費計を確認する黒瀬さん

黒瀬:15年働いてきたけれど、まだまだ成長出来るなって実感があります。

黒瀬は2025年4月「主任技術員」のポストについた。管理職とは別に技術的な観点から会社を横断的に指導・評価をしていく。後輩の育成も大事なミッションだ。
 
社員と話す中平社長は、育つ子を見守る父のような表情をしている。
 
中平社長:“出来ない”と思ったことに挑んで培ったその技術力は、結果的にどこに行っても通用する自信となり、力となる。

 『その力を一番発揮したい会社がネオケミカル』(社員視点)
 『その力を一番活用したい会社がネオケミカル』(会社視点)

となることが社員と会社の成長につながると信じています。

入社15年目で「主任技術員」という新たなステージに立った黒瀬。彼の「まだまだ成長できる」という言葉は、専門外の課題に2年間向き合い、CAD習得など地道な努力で技術的自立を掴んだ経験の証だ。

中平社長が語るように、「“出来ない”と思ったことに挑んで培った技術力は自信となり力となる」。同社は、その力を社員が最も発揮できる場所でありたいと願う。あなたの探求心と粘り強い努力が、ここで「会社に必要とされる力」となり、自身の成長と会社の未来を拓くのだ。(岡山放送)

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